今週の山頭火句

今週の山頭火句 旅のかきおき書きかへておく  山頭火

2014年6月29日日曜日

逝きて1年、今日6月29日は、村上護先生の命日。

梅雨晴れ間、今日は慈眼慈悲のような人だった村上護先生の命日だ。
京都から帰ってきた。
 京都は清水三年坂美術館に立ち寄ったあと、凌霄花が眼前に迫って来たのです。

 のうぜんの花のほたほたふるさとは  

思わず護先生の句を思いだし合掌。
そして、ひとりで今日は”凌霄花忌”だと命名する。



頂いた句集「其中つれづれ」を開いています。

  祇園町どこ折れようと夏の月
  風死すや空也の吐ける阿弥陀仏

 などの京の句もあった。
 しかし、命を見つめるような”浄土”を詠った句が無数にある。

  花の参道このまま浄土まで行こか

 先生のありし日の姿を写真で偲び、その山頭火顕彰活動に敬意を払い、感謝の気持ちを捧げます。