今週の山頭火句

今週の山頭火句 春風の鉢の子一つ  山頭火

2013年4月30日火曜日

『山頭火と松山』 田主誠展のお知らせ。

お知らせします。
道後館が25周年記念して、
あの素敵なおじさん、現在の山頭火さんのような田主誠さんが、松山道後で版画展を開催します。
一草庵での田主さん

  期間  平成25年5月1日~6月30日
  場所  松山市道後多幸町7-26 道後館




 
 オープニングトーク 5月1日14:00~「山頭火と松山」 
 親しい間柄の坂の上の雲ミュージアム館長松原正毅さんとの対談があります。
楽しいですよ。(参加無料)






 5月6日13:30~は、 『心温まる山頭火のうた』。
日本が誇る宗教学者・山折哲雄さんが来てくれるそうです。
田主さんは、山折さんも、大変親しいようです。 
食事つきギャラリートーク  ¥7000


  
  

2013年4月25日木曜日

「第8回俳句一草庵<高校生・中学生の部>」の一次選考結果!

<高校生・中学生の部>の一次選考を発表しておきます。
あなたの俳句が選ばれていますよ。
さてさて、どの俳句が公開の場で優秀句として選ばれるのでしょうか。
4月28日の「俳句一草庵」が楽しみです。

<高校生・中学生の部>

  鳥帰る過ぎゆくものの重さかな
  城壁の影絵舞台や里桜
  菜の花に暴かれてをる鬼のあり
  花冷や診察室は立方体
  桜舞う中をさまよい君探す
  雪形の馬の姿や飛騨の山
  ぎこちないスーツ姿や風光る
  吽像の手の平開くごと桜
  人形の顔の濃くなり朧月
  蕗のとう十二単衣のお姫様

                        亀鳴くや僕の中には雨が降る
                      春だから大きな挨拶してみたり
                      春風や僕の世界をかけぬける
                      緋目高の瓶掻き回し遊ぶ稚児
                      ただいまと網戸の向こう側に言う
                      春の土一歩一歩のスニーカー
                      春風に体包まれうたたねす
                      神様の口笛聞こゆ春の昼
                      雪焼けの仲間の顔はかりんとう
                      不器用で伝えられぬままやまざくら

  この心桜と同じピンク色
  春愁やネクタイ緩め途中下車
  水たまり走って飛んで夏が来る
  初夏や右左もう一度右
  戦国の遺伝子残し花は葉に
  春の雲胸一杯に吸い込んで
  春雨の地に香りたるゆううつよ
  春蚕なり明日にくるまる言葉なり
  チューリップ赤白黄の絵文字画く
  春風に吹かれてそよぐ体操服

                      凛として馬の雪形笠ケ岳
                      空缶の踞りをる春の川
                      ふきのとうちょっぴり大人の春の味
                      夕焼空どの信号も行き止まり
                      グランドにようやく見えた春の土
                      液晶に映る桜は八分咲き
                      星くずに君の欠片を探す日々
                      四月馬鹿だましだまされ幾星霜
                      墨汁を散らしたシャツに青葉風
                      アンカーの肘にも手にも春の土

  しゃぼん玉くしゃっと笑う笑顔かな
  惜春の靴跡残る芝生かな
  グランドに影の濃くなる卒業子
  春疾風少女の夢と駆け出した
      小さな雑草大きなおしゃべり


                       

2013年4月24日水曜日

「第8回俳句一草庵」の一次選考の結果です。

「第8回俳句一草庵」の一次選考の結果を発表しておきます。
4月28日午後、一草庵で公開句会ライブを実施します。
予選追加の方は、参加してね、会場でお待ちしています。
台湾の方も、韓国の方も、残っています。

<一般の部>

  戸を繰ればまさしく故郷花蜜柑
  子ら去りて温もり残す春障子
  四坂島の大煙突や春うらら
  菜の花ひたすら海へ続く
  花吹雪黄色い帽子がよく似合う
  冴え返る足音もまた生きている
  姉一人吾も一人や紙雛
  草に学び虫に学びて遍路かな
  黒松や花振り掛かる乾門
  城高し春満月を掲げたる
                       吉野山眠れる花の闇深し
                       春が来た孫たち隣りに越して来た
                       山笑う今日はなにして遊ぼうか
                       お温泉よろし昼の月つれ一草庵
                       落し文誰に拾われたいのやら
                       陽炎の中をつきぬけオートバイ
                       福島忌おぼろの闇の底知れず
                       独り居の軒に戻り来初つばめ
                       一生は束の間さくらさくらかな
                       草萌えて戸の内暗き一草庵

  われ一人歩き出す春影も一人
  平成や老女ばかりの花筵
  咿唔の声英語日本語春の月
  車座の中に一升囀れり
  あの頃は天まで飛べたふらここよ
  蛇いちご小さき秘密の育ちつつ
  山頭火の留守の鉃鉢朧月
  大緊張走る地球の山笑ふ
  大抵のことは許して福寿草
  飛花落花あれよあれよと老いにけり
    
                                                                 空せ貝遅日の砂のつまりおり
                       春の森どこかに神の目が潜む  
                       白魚の重さは水の重さなり
                       雪吊りのほどほどといふ縄の張り
                       春夕焼ふところ深く持ち歩く
                       ふくらみて春を連れ来る潮かな
                        花大根人間くさきが好みなり
                       遊郭地と小さき石碑花の坂  
                       山寺のソーラーパネル養花天
                       悲しみをしまふ抽斗飛花落花
                         松の芯餓鬼大将も老いにけり

   草笛を吹くはるかなる父母に
   俳人の故宅朽つるも花の下  
  光るもの一つ持ちたし老の夏
  花は葉に恋の予感の風がふく   
      余生てふ日に生きうらら天寿まで  
    突風の落したる椿の赤く
  子猫しきりにじゃれカーテン越しに雪が降る  
   地下資源乏しき日本地虫出づ
  ものの芽や歩き始めの赤い靴
  真青なる空借景に石鹸玉

2013年4月22日月曜日

「第8回俳句一草庵」への投句ありがとうございました。

 「俳句一草庵」の投句を締め切りました。
投句数は、535句となりました。
台湾、韓国からも投句を、また川越の福原中学校の生徒から、たくさんの俳句が届きました。皆さん、投句有難うございました。

 公開俳句として、535句をすべて当日会場で、披露できませんので、選者の先生に一次選考をしてもらうこととしました。選ばれた俳句をもとに、参加者全員で、優秀句を選定いたします。
是非、皆様もご参加下さい。

★★ 投句ありがとうございます
    お返事は出しませんが、受付させていただきました

春と秋に開催している「俳句一草庵」は、第8回を迎えます。
春は、一草庵での公開俳句ライブです。

山頭火の俳句にこだわらず、
五・七・五であってもなくても
季語があってもなくても OKです。
自由な心で、自然のリズム感あふれる俳句を
あなたも俳句を作ってみませんか。

英語で、自由律俳句は、FreeStyleHaiku というそうです。
自由な俳句をどんどんお寄せください。

 【俳句募集要項】
 ・ハガキ、FAXに1枚に一人2句まで(未発表作品)。
 ・住所、氏名、年齢、電話。小中高生は学年を明記。
 ・有季、定型・自由律のジャンルは問いません。

 〈投句締切〉 4月16日(火) 〈投句料は無料〉

 ・各俳句賞は、一次選考の中より、当日公開選抜します。
 ・入選句は新聞に掲載、記念品あり。

 【送付先】  〒799―2651 松山市堀江町甲1615―3
                 NPO法人まつやま山頭火倶楽部
                    電話 090‐6882‐0004
                    FAX 089‐978‐5959      

  一草庵ゆかりのフランスの方、台湾の方、韓国の方、投句お待ちしています。
  メールで、お受けいたします。
       santokaclub@gmail.com


公開句会は「第8回俳句一草庵」は、
            平成25年4月28日(日)。
  (開催時間:13:00~16:00)
松山市御幸1丁目の草庵」で開催します。

2013年4月10日水曜日

「人吉・球磨 山頭火の会」のこと。

「人吉・球磨 山頭火の会」事務局の那須智治さんから、お便りをいただいた。
 人吉に新たに「山頭火の会」ができ、4月20日には、山頭火をテーマとして、市民講座を開催されるそうだ。
人吉市といえば、打撃の神様といわれて、巨人軍の名監督だった川上哲治さんの故郷だ。
 頂いた資料には、次のようなことが書かれていた。
山頭火は人吉町に3日間、昭和5年9月14日、15日、16日滞在した。
その滞在した木賃宿が「宮川屋」。日記には、3日間で122行書いている。
その中に、山頭火が記す「行乞記」の名文が登場する。

 「私はまた旅に出た、
 所詮、乞食坊主以外の何者でもない私だった、愚かな
 旅人として一生流転せずにはゐられない私だつた、浮
 草のやうに、あの岸からこの岸へ、みじめなやすらかさ
 を享受してゐる私をあはれみ且つよろこぶ、
 水は流れる、雲は動いて止まらない、風がふけば木の
 葉が散る、魚ゆいて魚の如く、鳥とんで鳥に似たり、
 それでは、二本の足よ、歩けるだけ歩け、行ける
 ところまで行け、
 旅のあけくれ、かれに触れこれに触れ、うつり
 ゆく心の影をありのまゝに写そう、
 私の生涯の記録としてこの行乞記を作る、」

会の目的は、「俳人種田山頭火が人吉に滞在し、名文「行乞記」を記した足跡を文化遺産として人間山頭火の生涯と俳句を研究し顕彰する…」
とのこと。
 
那須さんは、今は無き「宮川屋」の跡地を探し、そのあった跡を突き止めた人です。
      http://santokaclub.blogspot.jp/2012/10/blog-post_333.html
 山頭火は、人吉停車場(現在の人吉駅)に、そして出町郵便局で留置の7通の来信を受取る。出町郵便局は、今のホテル サン人吉のあるところだそうです。
  その「ホテル サン人吉」で次の講座を開催する。

       平成25年4月20日 午後3時30分~
      人吉・球磨 山頭火の会 市民講座
      「山頭火の生涯」 川崎幸廣
      「人吉と山頭火」 坂本福治画伯

        <事務所:熊本市人吉市上青井町138-2
                     0966-22-2926>

 近くの人は、ご参加のほどを…。

さて一草庵は桜も終り、トキワマンサクの真っ赤な春で一杯です。
是非、一草庵にもお越しください。