今週の山頭火句

今週の山頭火句 旅のかきおき書きかへておく  山頭火

2012年10月29日月曜日

「第3回山頭火検定」の試験問題です。<その4>

 検定問題にチャレンジしてみませんか。

問16 事件後、熊本市坪井町にある「千体仏」で有名なお寺に預けられ、心機一転・修行し禅門に入ります。「けふも托鉢ここもかしこも花ざかり 耕畝 」の句碑があります。そのお寺の名は何ですか。

1 瑞泉寺
2 報恩寺
3 護国寺

問17 大正14(1925)年3月、望月義庵住職を導師として出家得度、「耕畝」という曹洞宗の僧侶になり、堂守をしました。「松風に明け暮れの鐘撞いて」の句のように、朝夕の鐘撞きが日課でした。そのお堂は次のうちどこですか。

1 味取観音堂
2 浅草観音堂
3 上野観音堂

問18 山頭火の現存する日記は、昭和5(1930)年9月9日からのものです。
9月14日人吉町の宮川屋で、芭蕉の「奥の細道」吉田兼好の「徒然草」にも匹敵する
序文を残しています。

   「私はまた旅に出た。――
   所詮、乞食坊主以外の何物でもない私だった、愚かな旅人として………………
   水は流れる、雲は動いて止まない、風がふけば木の葉が散る、魚ゆいて魚の如く、
   鳥とんで鳥に似たり、それでは、二本の足よ、歩けるだけ歩け、行けるところまで行け、
   旅のあけくれ、かれに触れこれに触れ、うつりゆく心の影をありのまゝに写そう、
   私の生涯の記録としてこの○○○を作る」○の中に入る言葉は何ですか。

1 一草記  
2 草木塔
3 行乞記

問19 「大正15年4月、解くすべもない惑ひを背負うて、行乞流転の旅に出た」という前書きのある山頭火の句は何ですか。

1 うしろすがたのしくれてゆくか  
2 生死の中の雪ふりしきる  
3 分け入つても分け入つても青い山









いれものがない両手でうける 放哉
問20 山頭火は、昭和3(1928)年と昭和14(1939)年の2度、香川県の小豆島に渡り俳人の墓参りをしています。大正15年(1926)年4月7日小豆島の西光寺南郷庵で41歳の生涯をとじた俳人のお墓です。その人は誰ですか。

1 野村朱鱗洞  2 尾崎放哉
3 井上井月











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